マリン・ファルケンマーク教授のものがたり

マリン・ファルケンマーク教授

マリン・ファルケンマーク教授

スウェーデン

1925年11月21日生まれ
スウェーデン 水文学者

国際応用水文学教授
ストックホルム レジリエンスセンター上級研究員
ストックホルム国際水研究所(SIWI) シニア科学アドバイザー

水は地球をめぐる血流

私たち人間が生きるために、「水」ほど大切なものはないでしょう。だれにとっても必要不可欠な水ですが、地球上には、人間が使える水が豊富なところもあれば、すぐに水が足りなくなってしまうところもあります。地域によって全然ちがうのです。「そんなの常識だよ」と思うかもしれませんね。
しかし、かつては、地域によって水のじょうきょうちがうということは常識ではなかったのです。常識にしたのは一人の研究者でした。

マリン・ファルケンマーク教授

マリン・ファルケンマーク教授は水文学者です。水文学とは、地球上をめぐる水のすべてをあつかう学問です。水は川や湖、海にだけあるのではありません。目には見えなくとも大気中や、さらには土の中にも水があります。私たちの体内を血がめぐるように、水は地球をめぐり、地球の命を支えています。
教授は、世界、特にじょう国の貧困には水が深く関係しているといち早く気づきました。以来、50年にもわたって、水問題の解決を目指し、そして水の大切さを伝えるため、92さいえてもなお研究を続けているのです。

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