学習の手引き

エリック・ランバンさんのものがたりはいかがでしたか?
ここは、みなさんがものがたりについて復習したり、理解を深めたりするためのページです。ここだけに書いてあることもありますよ!

<対象:小学校高学年以上>


こたえ

問1:ランバンさんが土地の研究をするとき、衛星画像を見るだけでなく現地に行くのはなぜでしょうか?

こたえ:3. そこで暮らしている人々の考え方など、衛星画像ではわからないことを確認する必要があるから。

衛星画像はその土地の植物や土の状態などの変化を高い精度で示してくれますが、そうしたかんきょうの変化と人間の土地利用の関係を深く調べるためには、その土地の人々がどのように暮らしていて何を考えているのかを確認する必要があります。そういうことは衛星画像には写りませんから、実際に現地に行ってその土地の人々にインタビューすることが重要なのです。

問2:ランバンさんは、森林保護についてどのように考えているでしょう?

こたえ:2. 一つの国の森林保護だけを考えるのではなく、世界規模で考えなければならない。

ランバンさんは研究を進める中で、ある国で森林保護が進んでいるいっぽうで、その国に木材を輸出している別の国で森林破壊が進んでいる場合があると知りました。それをきっかけとして、一つの国の中だけで森林保護に取り組んでもだめで、世界規模で取り組まなければならないと気付きました。ランバンさんは、エコ認証制度など環境にはいりょする取組の拡大を通じて、森林保護や持続可能な土地利用を推進したいと考えています。


ここはおさえておこう

ある土地の環境の変化は人間の土地利用と密接な関係にあり、その土地の人々の暮らしや考え方が大きくえいきょうする。

森林保護や持続可能な土地利用は、一つの国の中だけではなく世界規模で推進する必要がある。


もっとくわしく

森林保護のためのエコ認証制度

本文でもごしょうかいした製品のエコ認証制度とは、その製品の生産・流通・消費の全ての段階において環境にやさしい持続可能なやり方をとっていると証明する認証システムです。あらかじめ認証機関によって環境配慮の基準が設定されており、その基準が確かに守られているかどうかしんされます。基準を守っている製品のみ、エコラベルの使用が認められます。
みなさんも、ぶんぼうに木がかれたラベルなどがついているのを見たことがあるでしょう。このようなラベルがついた製品を選ぶことで、みなさんも環境保護にこうけんすることができるのです。
認証の対象となるのは森林、農産物、水産資源など、わたります。また、国際的な制度もあれば、各国で個別に策定された制度もあります。
ここでは特に、森林保護を目的とする国際的な森林認証制度について、いくつかご紹介します。

参考:森林保全の制度|フォレスト パートナーシップ・プラットフォーム

森林認証制度

適切に管理されている森林や、森林から得られた木材等を認証する制度です。

FSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)
FSC

1993年に設立された、数ある森林認証の中でもせん的な制度です。
認証地はおうしゅう、北米をはじめ、中南米、アジア、アフリカなど全世界にわたります。木材および木材以外の林産物が対象製品です。

出典:FSC|森林保全の制度|フォレスト パートナーシップ・プラットフォーム

PEFC森林認証プログラム(Programme for the Endorsement of Forest Certification)
FSC

FSCが統一基準を定めているのに対し、PEFCは各国で個別に策定された森林認証制度をそうに承認するための制度です。国際的な水準を確保しつつ、各国の実情にもマッチしたシステムとして1999年に設立されました。木材・紙製品およびそれ以外の林産物が対象製品です。

出典:PEFC森林認証プログラム|森林保全の制度|フォレスト パートナーシップ・プラットフォーム

森林に関連した認証制度

森林を農地などへ転用することが森林破壊につながる場合もあります。そのような森林破壊を防止するため、森林保護に配慮した農園や、農園で生産された農産物を認証する制度などがあります。

レインフォレスト・アライアンス認証
FSC

農園の拡大にともなう熱帯森林の破壊をけいとして、持続可能な農業の認証制度として2001年に設立されました。コーヒー、紅茶、野菜、果物、花等の農産物が対象製品です。認証地は南米、中米を中心に、今ではアジアやアフリカにも広がっています。

出典:レインフォレスト・アライアンス認証|森林保全の制度|フォレスト パートナーシップ・プラットフォーム

RSPO(持続可能なパーム油のためのえんたく会議)
FSC

パーム油生産のためのアブラヤシ農園の拡大にともなう熱帯森林の破壊をけいとして、2004年に設立されました。アブラヤシ農園はマレーシアとインドネシアに集中しているため、認証地も大半がこの2ヵ国にあります。

出典:RSPO(持続可能なパーム油のための円卓会議)|森林保全の制度|フォレスト パートナーシップ・プラットフォーム


※他にもいろいろなエコ認証制度があります。
興味があったらぜひ調べてみてください。

  • MSC認証
  • ASC認証
  • 国際フェアトレード認証ラベル
  • エコマーク(日本)
  • 有機JASマーク(日本)

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エリック・ランバン教授

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